2009年7月17日金曜日

木を見て森を見ず

山歩きのときに分かれ道の目印となるような
木ばかりを見て森全体の地形や風景を覚えなければ
道に迷ってしまいますよ!という格言だと記憶していますが・・

私が今回言いたいのはこれ!

木を植えて 森を作らず

わき目も振らずに一生懸命スコップと苗木を持って
せっせと禿山の斜面に木を植えている二人の男がいた
側の山道を通りがかった旅人が不思議そうに尋ねる

旅人:何をしてるんですか?
A男:木を植えているんですヨ

同じくもう一人の男にも聞いてみた

旅人:木を植えてるんですってね
B男:いいえ、森を作ろうとしてるんです


意義を考える

多分B男には30年後、50年後の森のビジョンが明確に見えているのだろう
様々な植生に満ちた森で駆け回る小動物たちかも知れない
自分の子や孫がその中で花畑を作ってはしゃいでいるかもしれない

いずれにせよ今、目の前の作業の意義を見据えている
同じ「木を植える」作業にしても色々考え、試しながら
より良い森作りのプランを練ることだろう


植樹 植林 植森

無いものは作ってしまえ!と思って
今回新たに「植森」と言う言葉を作りました

本当は林と森の違いとして
人の手が入ったものが林で
自然のままが森ということですが・・

時代は今まさに環境がテーマ
植林で作られた杉林を昔の植生豊かな
森へ還えそうという運動も
各地で取り組まれています

だったら人の手が入った「植森」も
存在していいはずだから!

俯瞰と目的

千里の道も一歩からと言います
でも、千里の道すがらを想像するのではなく
千里の果てにある都をイメージするから
その一歩が踏み出せるんです

千里先の都までの道のりを俯瞰で見て
さらにはその都で何をするか!
という目的を明確にすることで
一歩の大事さと一っ飛びの工夫をするのでしょう

さてさて「木を植えて森を作らず」にならないよう
俯瞰で捕らえて目的を設定しましょう!

大丈夫!私はここにいて
いつも看護ってますからv(^^

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