2009年2月19日木曜日

タイトル・ロール(主人公)

小学館 発刊 め組の大吾 第20巻 著 曽田正人 より抜粋


甘粕(以下、甘)
 「なァ・・朝比奈よ、”目的を”・・”夢”を実現する人間って 一体何が違うと思う?」

朝比奈(以下、朝)
 「え?」

甘「なんでもいい、例えば・・ サッカーで国の代表になり ワールドカップで得点王になった英雄・・」

 「何万・・いや、何億分の一かもしれないな、オレはずっと興味があった」
 
 「彼らは一体いつの時点で自分が『そうなれると思った』のか」
 
 「・・・でも、 それは違うのかもしれない」
 「ある時に『俺はそうなれるかも』と気付くんじゃなくて・・」

 「『俺はワールドカップの得点王になれないかも・・』なんて、最後まで考えたことすらない奴が
  本当にワールドカップの得点王になってしまうんじゃないかって・・!!」

    人間は成長していくにつれ
    いろんな現実を思い知らされる・・
  
    「う~ん、現実は意外と理想通りには進まないぞ」
     そして・・・
    「もしかしたら自分の夢は叶わないかも」
    「そうなれないかも」と思う

    そう思った人間から本当に
    そうなれなくなっていくんだよ・・

    でも、世の中には少数だが どんなに大人になっても
    いつまでたってもそう思わない人間がいる

甘「朝比奈 これだけオレが今回の崩落事故救出作業の困難さを説いても
  オマエ、『きっと何とかなる』って思ってるだろ?」

朝・・コクリと頷く
 
    オマエの最大の才能はそれさ 消防に入って今日まで・・
    『もうダメだ』『しんどい』と口では言っても
    実は 本当に”もうダメだ”と思ったことがない

甘「”自分はそうなれる”と信じているうちは
  どんなことだって”可能性”だけは常に残されている」

 「死ぬまで続けろなんて言わない
  ・・でも、自分を信じる力が消えない限り
  朝比奈 おまえは救助(レスキュー)を続けられる!」

  ・
  ・
  ・
 
 そうですネ
あなたの人生はあなたが主人公
私の人生、私が主人公

出来ないかも?なんて思わずに
出来る自分を信じて

私は私を続けていこうと思います

2009年2月13日金曜日

ホンモノの自分になりたい!

人影もない真夜中の公園の中心付近
男二人が争ったところでだれも気づかないだろう

週刊サンライズ編集長である大文字文左衛門と
チンピラになってスゲエ男になろうとした少年の争う声

文左衛門に銃を突きつけ、チンピラになることさえしくじった
少年がその怒りの矛先を向けているシーン

文ちゃん(以下、文)「これで君は、何者になれるのだね?」

少年(以下、少)「オレは タダモノじゃ いやなんだ!」
        「カッコイイ ホンモノで いたいんだよ」
        「みんながビビる いっぱしの 代紋しょって!」
        「強くて スゲエ男で いたいんだ!」

文「げっ!」
  ”いったい どこに 本人が いるんだ?”
  ”幻想の中に 個人を埋没させて しまっている!”

文「スゴイ?! 何より?」
 「カッコイイ?! どこが?」
 「エライ?! 誰より?」
 「自分より弱いやつを探し 脅して金品を巻き上げては
  愚者の優越を手に入れて 心に何を飾ってる?」

 「誰かを踏みつけていないと 立ってさえいられんのか?」
 「そんな男の どこが ホンモノだ?」

 「幻想を背負った時から 確実なニセモノ!」
 「本当の君にさえなれない君は ナニモにもなれん!」

少「ウ ウルセエ!」「そういうオッサンは 何者だってんだ?!」

 ===ここで、紋次郎とチャコの2匹の犬によって銃を奪われる少年
           チャコ=後ろ足を事故で失った小型犬

文「私は妻と家族を愛する・・・ただそれだけの男だよ」
 「ただし ホンモノ のね」

少「・・・(片膝をついて無言で視線を向ける)」

文「不運にも事故で足を失くしたチャコが かっこ悪く見えるかい? かわいそうに見えるかい?」
 「チャコはちっともそんなこと感じちゃいない ありのままを受け止めて堂々としたものだ」
 「自分が自分であることに 誇りを持ってる!」

 ===誇らしげに胸を張るチャコ

文「人は何をやってようと皆同じ 差別も区別もできるものか」
 「見栄や幻想で成立させた個人などまやかしだ 自分以外の何者にもなってはいけないんだ」

  中略

少「教えてくれよ! オレどうしたらいいんだ?」
 「こんなちっぽけで いいのかよ?」

文「ちっぽけ?! バカ言っちゃいけない!」
 「君が君であるだけで それでカンペキなんだよ」
 「たからもののような個人だ! ホンモノの君になろう」

(引用:講談社刊 森村大著 「考える犬」vol.14)

最近、良くこのシーンを回想してしまいます

先ずは本当の自分になる
そしてホンモノの自分を極める!
ということでまだまだホンモノの自分が
イメージできていないのかもしれません

興味のある方はお貸ししますので
いつでもお声掛けください

2009年2月5日木曜日

満足=結果/期待

数日前 とある飲み屋さんで小耳に挟んだ話

二つ隣の席に陣取っている
見るからに厳ついお兄さん連中の会話

(ここからは広島弁でお聞き苦しいとは思いますがご勘弁)

兄「のぅ、おまえ。『満足度』は何を基準にしとるか判っとるんか?」
子「いえっ。わしにゃあ判りませんワ」
兄「ええか、よぅ聴けぇヨ。満足イコール期待分の結果じゃ!」
子「???」
兄「わりゃあ、ボケじゃのう。図に描いたらこうじゃ 満足=結果/期待」
     (ここは分数で表記していると思ってください ↑ ↑ ↑)
子「???」

兄「トボケもええ加減にせにゃ、ほんまにボケるで。小学校からやり直せ!」

兄「つまり、こういうことじゃ。わしが事務所でおまえに”鍋でもつつきたいのぅ”
  とつぶやくじゃろ?こん時ゃ大して期待もしとらん訳よ。せいぜい期待値1かのぅ」
子(・・・大きくうなずく)
兄「そこで、お前が”兄さん、ちょっと失礼します”ゆーて席をはずして
  裏のすし屋の大将に電話して”ふぐ鍋直ぐに持って来い”ゆーて持って越さす訳じゃ」

子「そりゃあ、自腹ですか?」
兄「当たり前じゃ!ぼけがっ!話の腰を折るなっ!!」
子「悪したっ(あしたっ)」

兄「ほいで、鍋が届くわな。わしゃあ、びっくりするしお前への満足度も高うなるっちゅーもんヨ」
子「なるほど・・」

兄「のっ!(ねっ!)わしは鍋に関してはお前に1くらいしか期待しとらんかったのに
  速攻でふぐ鍋出された日にゃ結果10点満点じゃ!じゃけえ10/1で満足度10点満点」
子「判りました!兄さん。で、何でわしにこがぁな(こんな)話をしてくれるんですか?」

兄「わりゃ、ホンマに鈍いのぉ~。わしが月々10ゆーて、おまえが10収めても
  期待10に結果が10じゃったら10/10でわしの満足度は1じゃろうが?」
兄「満足度10点にするには100を持って来にゃいけまーが!」
子「・・俯いてしょんぼり」

兄「まっ。そりゃ無茶な話じゃが、おまえも今の話をよぅ考えて15とか30とか
  わしの満足度を少しでも上げるよう気ぃ使わんにゃぁいけまーが(いけないだろう)」
子「・・・はい。。」
 
兄「弟連中も頭越して行きよるで?おまえそれでエエんか?」
子「いや・・そりゃいけん思いよります」

兄「ほうじゃろ!わしは、お前なら出来る思うとるし、お前に期待しとるんヨ」
(と、ポンポンと肩を叩く)
子(目を輝かせて)「兄さん、ありがとうございます!(喜)わし、頑張りますけぇ~」

私『期待分の結果で期待度を上げられたら倍頑張っても元より悪くなるかも・・』
 

それにしてもこのヤクザ屋さん
幹部クラスにもなると言うことにも理屈があるし
なんといっても人身掌握術も大したもんで
勉強になりました